米沢地区平和センター
経営者が突然に不当な解雇や賃金の引き下げ、就業時間等の改悪を行おうとしたときなど、労働者一人だけでは全く対抗は出来ません。
そのため労働者は労働組合を結成し、労働者の権利を守り、経営者側からの不当な攻撃に、団結して立ち向かってきました。
そして、個々の労働組合だけでは闘い切れない問題を取り組むために、地域の労働組合が協議会を作って結集し、「米沢地区平和運動推進センター」(略称・米沢平和センター、現在18組合、組合員1600名)を組織しています(旧総評系・前地区労)。
加盟している各労働組合が情報の交換や、悩みを共有化し、或いは闘いの教訓に学び合いながら、いざと云う時には全組合が一つの組合のために支援行動を行うなど、地域の労働運動の団結体をつくつています。
米沢平和センターは、臨時やパート、嘱託労働者など不安定な雇用の労働者を組織し、1人でも誰でも入れる労働組合・「おきたまユニオン」の結成と支援を行っています。
米沢平和センターは、戦争に反対し、平和憲法を守る運動や、原水爆禁止・核兵器反対などの運動を取り組んでいます。
また、年金や福祉の切り下げをさせないこと、民主的な教育を進めること婦人の権利を拡大すること、自然や環境を守ることなど、多方面に亘った運動や課題と取り組んでいます。
「米沢平和センター」加盟の各労働組合と共に、これらの課題を闘って行く決意のある方(組合)は、ぜひ、ご入会ください。
おきたまユニオン
今の日本では中小零細企業で働く人のほとんどが、職場に労働組合がありません。
また、パート・臨時など非正規社員・職員の人の大半は、労働組合に入っていません。
そんな中で、経営者の横暴にあって解雇されたり、賃金カットされたり、差別やいじめに苦しむ人が後を絶たないというのが実情です。
雇用と生活への不安は広がるばかりです。
このようなもっとも労働組合を必要としている人のために、「一人でも 誰でも入れる 労働組合」のユニオンが全国各地で結成され活動しています。
置賜地区でも3月1日に《おきたまユニオン》が結成されました。
地域を基盤とした置賜で初めての労働組合です。
正社員、正職員と呼ばれる労働者は少なくなってきています。
かわりに、パート、臨時、契約、派遣、登録、嘱託など、ひとつの職場でも様々な雇用が増えています。
しかし、雇用されている形態や名称は様々でも、労働者として本来持つ権利は正社員、正職員と平等です。
ユニオンには労働者であれば、誰でも加入できます。
職場に労働組合がない人はもちろんのこと、職場に労働組合があってもその組合に加入できない人も、《おきたまユニオン》には加入できます。
《おきたまユニオン》はいわゆる企業内組合ではありません。
誰もが企業、事業体の枠を超えて団結・連携していく労働組合です。
業種や企業を超えて同じ地域で活動する労働組合同士で助け合ってきた米沢地区平和センターなど様々な団体や個人が協力してくれる、地域の労働組合です。
また、全国で活動しているコミュニティユニオン全国ネットワークとも連携しています。